金継教室のご案内

那覇市伝統工芸館では、「金継教室」を行っております。

金継とは、割れたり、かけたり、ヒビの入ってしまった陶磁器を漆で接着し、
接着部分を金で装飾して仕上げる日本古来の修復技術の事です。
名前のせいで「金で接着する」と誤解する人が多いのですが、
実際に接着する役目があるのは「漆」なのです。
漆で接着すると継ぎ目に漆の跡が残ってしまうので、それを隠すために金を仕様します。
金で覆われた接着部分は予想もしなかった模様となり、新たな「美」が誕生します。

金継は、室町時代に、茶道の普及にしたがって盛んになった日本の伝統技術で、
海外では「The Art of Embracing Damage(損傷を受け入れる芸術)」として金
継ぎが紹介され、密かにブームになっております。
ぜひ興味のある方は挑戦してみてください。


<金継教室の主な手順>

1.【金継するものの確認】

金継を希望とされるお皿のお写真をいくつか撮影して頂き、当館へメールで送って頂くか、又は現物を当館まで持ってきて頂いて、講師の方に修復可能かどうかの判断をして頂きます。
割れてしまった時に飛び散った破片も全て保存しておくほうが良いようです。

2.【修復時間と料金のお知らせ】

メールにて送って頂いたお写真、又は持参して頂きました現物を講師が判断し、修復にかかるお時間と料金をお知らせ致します。(通常は全4回(週に1回)となります)

3.【講師とのスケジュールの調整】

お客様から受講が可能な日をいくつかご提案して頂き、教室の日にちを決定しお知らせします。

4.【教室開始】

1.割れてしまった皿を用意します。

↑こちらが割れてしまったお皿

2.割れてしまった端面をやすりで整える

筆やお箸などの棒に紙やすりを巻きつけて行います

3.接着面に漆を塗っていく

綺麗に塗れました

4.全ての断面に漆を塗り、少しの間休ませる。

食器棚など埃をかぶらないような場所に保管

5.再び取り出し養生テープで接着させる

ズレの無いように接着していきます

5.接着させた器を保管する

6.乾燥させたらテープを丁寧にはがす

綺麗にくっつきました

7.いよいよ「金」の登場です

金箔を棒状に切る(金箔にするか金粉にするかはお好みで選択します)

8.金箔を置く

金箔はすぐにくっつくので結構難しい

9.全てのつなぎ目に金箔をのせていく

裏は少しアレンジを

10.余分な金箔を取り除き、完成!

元々の達磨の絵に力強さを感じます

 

横からも素敵です

 

裏面は少し遊び心で星形に

 

反対側の側面も美しく金が入りました

 


ご興味のある方は、那覇市伝統工芸館まで!

電話098-868-7866(9時~18時)

または、メールinfo@kogeikan.jpにてご連絡ください。