ぼくらはみんな生きてきた展 ~受け継がれてきた文様~

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【那覇市伝統工芸館のギャラリーの展示のご紹介】

ぼくらはみんな生きてきた展 ~受け継がれてきた文様~

沖縄県の伝統的工芸品には、様々な文様が描かれています。タイトルの「ぼくら」は、工芸品に描かれてきた動物や植物のことを指しています。今回の展示は、この「ぼくら」に焦点をあて、琉球漆器や琉球びんがた、壺屋焼の動物・植物文様にはどのようなものがあり、どのような意味があるのかをみていきます。

沖縄が琉球国であった時代、諸外国との貿易を通じて様々な物資や人、文化の交流がありました。その中で琉球は、ヨーロッパや中国・アジア・日本文化の影響を受け、新しい技術を吸収し、琉球の気候風土に適した独自の文化を確立し、優れた美術工芸品を生み出してきました。

そこで描かれていた工芸品の文様は、琉球漆器にみられる龍や鳳凰など中国的要素の強い文様、琉球びんがたにみられる松竹梅や菊、菖蒲などの日本文化の影響を強く受けた文様、壺屋焼きの魚文様や唐草文様などのヨーロッパや中国、日本文化の影響を受けたと考えられる文様があります。

17世紀から18世紀にかけて工芸品は、制作・技術ともに全盛期を迎えました。しかし、沖縄戦により程度の差はありましたが、被害を受けました。その後、職人たちの復活への努力によって命を吹き込まれた文様は、現在も描かれ続けています。このように「ぼくら」文様は、諸外国の影響を受け誕生し、困難の時代をくぐりぬけながら現代に生き続けています。


那覇市伝統工芸館(てんぶす那覇2F)

開館時間>9時~18時

料金>大人310円、高校生200円、中学生以下100円(その他モノレール1日乗車券をお持ちの方は10%OFF) こちらの料金は常設展の料金も含まれております。