企画展示「沖縄の青」開催中


那覇市伝統工芸館2Fギャラリーにて、当館の収蔵品である琉球紅型や首里織、壺屋焼、琉球ガラス、琉球漆器の中から、青色の作品を展示しております。 

それぞれの作品がおりなす「青」の魅力をご鑑賞ください。


「首里織」の着物は、糸を琉球藍に染める事から始まります。植物染料の深みある色合いが現代のプリントでは決して出せない色合いは言葉では言い表せない美しい深みがあります。 デザイン、染色、製織すべての工程を一人の織り手が行う為、織りの技術以外の技術も持ち合わせなければならないのが首里織りの職人の技と言われています。

「琉球びんがた」の青もまた「藍染」となり、布地は木綿、荢麻、芭蕉、絹、桐板(トンビャン)などが身分、用途によって染めらていたとされています。鮮やかな色彩の中には、植物染料だけでなく絵画に使われる顔料を用いたものもあり、沖縄の強い日射しの中、独自のおおらかな自然美を表したかったのだと考えられております。

「壺屋焼」に使用している青の釉薬は、呉須釉(ごすゆう)あるいは コバルト釉 と呼ばれ、昔は自然に採れた材料を使用してましたが、現在はコバルトという鉱物を利用して作られることが殆どとなっています。 深みのある青から沖縄の海を彷彿とさせる澄んだ青まで、焼きあがりはさまざまです。

「琉球ガラス」の青の色は、廃瓶を使用して造られたブルーが特徴。ラムネ瓶や窓ガラスに使用されていたガラスの再利用によって出された青は、素朴で温かみのあるものが特徴。

「琉球漆器」での青の表現は、螺鈿で表現されています。夜行貝やアワビの貝を使用し、見る角度によって異なるブルーと艶のある漆の輝きが魅惑的です。