企画展示「沖縄の黄色と冊封使行列」

当館収蔵品である壺屋焼、琉球ガラス、首里織の中から、温かみのある黄色の作品と冊封使行列の展示を行っています。

壺屋焼は、赤絵皿とタラフー(蓋付きの器)を展示しています。壺屋焼の特徴的な地色である黄みを帯びたクリーム色は、「けしょうがけ」と透明釉により生み出される色です。「けしょうがけ」をするのは、赤土で作られた器などに模様を描いても、模様がきれいに出ないからです。

琉球ガラスは、月桃ガラスや泡ガラス、土紋花器を展示しています。月桃ガラスは、県内自生の植物である月桃を発酵させガラスに混ぜ溶かしたものです。人工の着色料を使わずに天然の美しいアメ色を発色しています。

首里織は、首里絣、首里道屯織、首里花織を展示しています。首里織に使用される材料は、絹糸を中心に木綿糸、麻糸、芭蕉糸で、黄色の染料はおもにフクギを使用しています。

冊封使行列は、紙人形で制作されたものです。中国皇帝の使節団である冊封使の任務は、先代王の葬儀である諭祭(ゆさい)と新国王の即位式行うことでした。使節団は、那覇の天使館から首里城まで行列を行いました。今回の展示では、行列の一部が紙人形で再現されています。